【株式市場】日経平均は35円高、後場は全般一服模様となり一時軟調転換、TOPIXは小安い

◆日経平均は3万9838円91銭(35円82銭高)、TOPIXは2714.45ポイント(6.77ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億3605万株

 4月2日(火)後場の東京株式市場は、前場堅調だったトヨタ<7203>(東証プライム)が次第に弱含み、日本製鉄<5401>(東証プライム)は上げ幅を縮めるなど、上値の重くなる銘柄が見受けられ、レーザーテック<6920>(東証プライム)など前場上げた半導体関連株も後場寄り後を上値に一進一退となった。三井住友FG<8316>(東証プライム)も13時過ぎから軟化。日経平均は後場寄り後に軟調転換し、13時20分にかけて95円22銭安(3万9707円87銭)まで軟化したが、その後は持ち直し傾向となり大引けは小幅高で反発した。TOPIXは戻しきれず2日続落となった。

 後場は、保土谷化学<4112>(東証プライム)が一段高となり経産省が国産半導体のラピダスを支援と伝えられたことなどを受け半導体材料などに期待再燃。SUMCO<3436>(東証プライム)、芝浦メカトロニクス<6590>(東証プライム)も本日の高値圏で推移。鈴与シンワート<9360>(東証スタンダード)は創業以来物流分野のIT、DXを手掛けるとあって4月からの残業規制による物流ひっぱく懸念が材料視され急伸ストップ高。テーオーシー<8841>(東証スタンダード)も物流ひっぱくなら追い風とされ一段高。モンスターラボHD<5255>(東証グロース)は14時頃から急伸しサウジの企業との提携が言われてストップ高。TORICO<7138>(東証グロース)はテイツー<7610>(東証スタンダード)との提携が連日好感され2日続けてストップ高。キャスター<9331>(東証グロース)もマネーフォワード<3994>(東証プライム)との提携が材料視されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は17億3605万株(前引けは8億479万株)、売買代金は4超4003億円(同2兆585億円)。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は286(前引けは301)銘柄、値下がり銘柄数は1244(同1327)銘柄。

 東証33業種別指数は12業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位は、石油石炭、鉱業、保険、鉄鋼、非鉄金属、その他金融、電気機器、証券商品先物、化学、ガラス土石、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る