シナネンHDグループのシナネンは、実質再生可能エネルギー比率100%の電力を、京成グループの「ユアエルム成田店」に供給開始

■4月1日から

 シナネンホールディングス<8132>(東証プライム)の子会社で、エネルギーソリューションを提供するシナネン(東京都港区)は、実質再生可能エネルギー比率100%の電力を、4月1日から京成グループのユアエルム京成(千葉県八千代市)が運営するショッピングセンター「ユアエルム成田店」に供給を開始した。

■実質再エネ比率100%メニューによる電力の提供について
 京成グループは、運輸業を中心として、東京都東部、千葉県、茨城県を中心に多角的な事業を展開する「総合生活企業グループ」である。同グループでは、長期経営計画「Dプラン」の重点施策として「エコロジカルなまちづくりの推進」を掲げ、京成電鉄におけるCO2排出量実質ゼロのスカイライナー運行等カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを推進している。

 こうしたなかで、温室効果ガス排出量の一層の削減に向けて、京成グループのユアエルム京成が運営する「ユアエルム成田店」に対し、このたびシナネンが再生可能エネルギー由来1100%の電力供給を行うことになった。今回の実質再エネ比率100%電力の導入による、温室効果ガス排出量の削減量(非化石証書含む)は、年間約3,800トンとなる見込み。
京成グループでは、今後も持続可能な社会の実現に貢献するために、温室効果ガス・CO2排出量の削減に取り組んでいく予定である。 

■「シナネンあかりの森プロジェクト」への参画で、さらなる脱炭素化への貢献
 シナネンあかりの森プロジェクトでは、顧客とともに100年先の自然を守り育むプロジェクトとして、SDGsの目標7・13・15の達成を目指し、クリーンエネルギーの推進や森林保護活動により気候変動の融和策・適応策に取り組んできた。2023年度からはSDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」の達成も目指し、森林だけではなく海洋の保全、生態系の保全に積極的に取り組んでいく。

 「ユアエルム成田店」はさらなる脱炭素化へ向け、この「シナネンあかりの森プロジェクト」へも参画する。毎月の電力使用量に対し、0.01円/kwhのプロジェクト費用を支出してもらうと同時に、シナネンも同額を支出することでプロジェクトの活動費用を賄う予定である。

 シナネンは今後も、社会の環境負荷低減に向けて再生可能エネルギーの開発強化・導入拡大により顧客の温室効果ガス・CO2排出量の削減に貢献するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る