ブリヂストン、東北大学と次世代放射光施設で新素材・リサイクル技術の研究開発を開始

■タイヤ材料の分子レベル解析を始動

 ブリヂストン<5108>(東証プライム)は5月1日、国立大学法人東北大学と共同で、次世代放射光施設「NanoTerasu」を活用したタイヤ材料の研究開発を開始したと発表。NanoTerasuの高輝度軟X線を用いて、タイヤ材料の高分子構造を分子レベルで解析し、革新的な材料開発とゴムリサイクル技術の革新を目指していく。

 具体的には、架橋と呼ばれる化学構造に着目し、そのメカニズムを解明することで、高性能かつ環境に優しい新素材の開発と、効率的なゴムリサイクル技術の確立を目指す。これは、ブリヂストンの商品設計基盤技術「ENLITEN」の更なる進化にも繋げ、サステナビリティの高いタイヤ製品の開発に貢献する。

 同研究開発は、ブリヂストンの「ゴムを極める」「接地を極める」「モノづくりを極める」の3つの「極める」を軸とした技術イノベーションを加速させるとともに、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げるカーボンニュートラル社会の実現と持続可能な地球環境の構築に貢献するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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