
■JR東日本と音楽館の協力のもと実現、実写映像とリアルな車内放送で臨場感を追求
東武鉄道<9001>(東証プライム)は8月8日、東日本旅客鉄道(JR東日本)<9020>(東証プライム)、音楽館と共同で、PCゲーム「JR東日本トレインシミュレータ」の追加ダウンロードコンテンツ(DLC)として「東武鉄道編」の配信を開始したと発表した。対象路線は東武スカイツリーライン(北春日部~北千住間・上り)と東武東上線(志木~池袋間・上り)で、私鉄路線の同シミュレータへの収録は初となる。配信はPCゲームプラットフォーム「Steam」で行われる。
今回の新規コンテンツでは、利用者からの要望が多かったJR線以外の実装を実現した。実際の車内で使用された自動放送や運転士喚呼、車掌放送などを収録し、リアルな運転体験を提供する。高画質映像や走行音は実際に運転士訓練用に使われるシミュレータを一部加工しており、家庭でも臨場感のある操作が可能となっている。発売概要は変更となる場合があるが、鉄道ファンや利用者に新たな選択肢をもたらす内容となっている。
東武スカイツリーラインは東京都台東区の浅草駅~埼玉県南埼玉郡宮代町の東武動物公園駅間、および押上駅~曳舟駅間を結ぶ伊勢崎線の一部である。一方、東武東上線は東京都豊島区の池袋駅から埼玉県大里郡寄居町の寄居駅を結ぶ路線で、沿線には住宅地や商業施設が広がる。今回の配信により、利用者は都市部から郊外まで多様な風景と運転感覚をPC上で体験できるようになった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)