【株式市場】前場の日経平均は138円安だが好決算株の見直し買い活発でTOPIXは高い

◆日経平均は3万8782円08銭(138円18銭安)、TOPIXは2742.66ポイント(5.12ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億2955万株

 5月17日(金)前場の東京株式市場は、3月決算発表ラッシュが一巡し、内容の良かった銘柄を見直す動きが活発とされ、発表直後は値動きが重かったトヨタ<7203>(東証プライム)が反発基調となり、ニデック<5594>(東証プライム)は2日続けて出直りを強めて高値に接近。東洋水産<2875>(東証プライム)も高値に向けて出直った。三井住友FG<8316>(東証プライム)などのメガバンクも収益拡大を再評価とされ高い。日経平均は359円安で始まり、NYダウが一時初の4万ドル台に乗った割には冴えないまま、前引けも下げ幅100円台となったが、TOPIXは中盤から小高くなり堅調。

 ヨコオ<6800>(東証プライム)が反発し一段高となり今期の大幅増益予想など材料視。ニチリョク<7578>(東証スタンダード)は営業利益の連続2割増予想に加え東京都内の道路整備を巡るお墓の問題の報道など材料視され出直り急激。メドレックス<4586>(東証グロース)は業績改善を再評価とされ4日連続のジリ高傾向に続き急伸一段高。かっこ<4166>(東証グロース)はクレジットカード不正検知サービスの導入事例など好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は9億2955万株、売買代金は2兆446億円。プライム上場1650銘柄のうち、値上がり銘柄数は1003銘柄、値下がり銘柄数は596銘柄。

 東証33業種別指数は21業種が値上がりし、銀行、電力ガス、輸送用機器、鉄鋼、石油石炭、陸運、倉庫運輸、食料品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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