シナネンHD、「シナネンあかりの森でんき」が森林保護団体等への寄付に繋がるSNS「trophee」へ

■サステナミッションのクリアでポイントへ変換

 シナネンホールディングス(シナネンHD)<8132>(東証プライム)の子会社でエネルギーソリューションを提供するシナネン(東京都港区)は、サステナブルなアクションをアプリに投稿することによって「サステナアクション」などを一度に実現するサービス「trophee」に、「シナネンあかりの森でんき」が追加されたと発表した。7月24日から。

 「シナネンあかりの森でんき」は、地球温暖化の原因の一部である二酸化炭素排出量がゼロになる環境にやさしい電力プランである。シナネンあかりの森でんきへ加入した顧客には、森林の保全などに取り組んでいるいるシナネンあかりの森プロジェクトに参画してもらい、顧客から1kWhにつき0.1円を預かると同時に、同額を同社からも支出することで運用している。

 「trophee」は、サステナブルなアクション(マイボトルの持参、見切り品の購入、節電など)をアプリ内に投稿すると、「木をうえる」ことができ、そのお礼としてユーザーは報酬をもらえるサービスである。ユーザーは報酬をもらいながらも、日々のサステナブルアクションと「木をうえる」ことによって環境・生物多様性の保護に貢献することができる。また、アプリ内の「木をうえる」は、実際に海外での植林活動と直接的に結びついており、ユーザーがアプリ内で「木をうえる」と、tropheeを通じて海外の植林活動が経済的に支援され、森林増加に貢献できる仕組みとなっている。

 なお、ユーザーが得た報酬はPayPayやAmazonギフト券などと交換が可能で、今回、「シナネンあかりの森でんき」へ加入することが、サステナミッションの1つとして追加され、ユーザーは加入によってスコアを獲得することができる。

 同取り組みは、「trophee」を運営しているSTACTs(東京都港区)が、シナネンホールディングスが運営している脱炭素化サポートコミュニティ「seesaw」に入居していることがきっかけとなっている。「seesaw」は2020年6月にシェアオフィスとして立ち上がり、現在は国内各地域の脱炭素化をサポートするコミュニティとしても活動しており、入居企業・団体等のGHG排出量算出サポートサービスの提供や、地域課題をテーマにした脱炭素化共創ソリューションに関するセミナーを開催する等、入居企業とともに国内の脱炭素化を推進している。

 こうした中で、STACTsとシナネンホールディングスグループとで、双方が有するサービスのリソースを活用することでシナジーを発揮し、さらに脱炭素化を推進するため、今回の取り組みを実施することに至った。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る