【注目銘柄】タウンズは公開価格水準から3連騰、連続増益業績・連続増配を手掛かりに売られ過ぎ修正

注目銘柄

■IPO価格上回る堅調な推移

 タウンズ<197A>(東証スタンダード)は、前日22日に2円高の496円と3営業日続伸して引け、今年6月20日の新規株式公開(IPO)時の公開価格460円から上放れる動きを強めた。今年8月13日の6月期決算の発表で、前期業績の上ぶれ着地のあと今2025年6月期業績が、連続増益と予想され、配当も連続増配を予定していることを手掛かりに売られ過ぎ修正買いが増勢となった。バリュエーション面でも配当利回りが、東証スタンダード市場の高配当利回りランキングの第17位にランクインし、PERも8倍台となる低位値ごろ妙味が側面買い材料視されている。

■同時検査キットの改良製品を投入し生産能力も増強

 同社の6月期業績は、前2024年6月期が、IPO時予想を上ぶれ増収増益率を伸ばしたあと、今2025年6月期業績は、売り上げ192億7300万円(前期比4.5%増)、営業利益83億800万円(同3.5%増)、経常利益83億1600万円(同6.1%増)、純利益60億1900万円(同4.2%増)と続伸が予想されている。感染症臨床検査用の抗原検査キットのトップメーカーとして、新型コロナウイルス感染症の感染症法の分類が2類相当から5類に変更されたが、前期は同感染症とインフルエンザが同時流行し、両感染症を同時に検査する製品のコンボキット「イムノエースSARS-CoV-2/Fluタンデム」の販売が伸びたことなどが上ぶれ着地要因となった。この新型コロナウイルス感染症は、なお年2回、夏季と冬季に2度流行が発生することが予測されており、今期はこれに加えて鼻腔液を検体種とする新型コロナウイルス感染症の抗原キットの改良製品「イムノエースSARS-CoV-2Ⅲ」を投入し、前期に限定的だったコンボキットの生産能力を増強することなどが業績を押し上げる。年間配当は、前期に年間27.75円(前々期実績9円)に増配したが、今期は28円に連続増配する。

■「小さく産んで大きく育てる」鉄則通りにPER8倍、配当利回り5%の修正を加速

 株価は、公開価格460円を下回る430円で初値をつけ405円と下ぶれたが、今年7月の新型コロナウイルス感染症の「第11波」の流行発生で上場来高値552円まで急伸し、日経平均株価が過去最大の下落幅となる全般波乱相場の波及で上場来安値401円へ突っ込んだ。同安値からは今期業績の続伸・連続増配予想を手掛かりに売られ過ぎとして底上げし公開価格を奪回した。PERは8.2倍、配当利回りは5.6%となお割り負けており、IPO株の投資鉄則の「小さく産んで大きく育てる」通りにリバウンド幅を拡大し、上場来高値奪回から一段高に進もう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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