豊田通商グループ、南アフリカに自動車プレス部品製造合弁会社を設立、現地調達率向上と雇用創出に貢献

■2026年1月生産開始、250人雇用へ、経済発展に寄与

 豊田通商<8015>(東証プライム)は8月26日、同社グループ会社のToyota Tsusho Africa(豊田通商アフリカ、:TTAF)はOgihara Thailand Company(オギハラタイランド:OTC)とToyota South Africa Motors(南アフリカトヨタ、:TSAM)向けに自動車用プレス部品を製造する、Ogihara South Africa(オギハラ南アフリカ、:OSA)を、南アフリカ共和国(南アフリカ)に設立したと発表。

 この新会社は、豊田通商アフリカが49%、オギハラタイランドが51%を出資し、南アフリカトヨタ向けのプレス部品を製造する。南アフリカ政府の自動車産業政策に基づき、現地調達比率の向上と雇用創出を目指している。

 現在、ダーバン市で工場建設が進められており、2026年1月から生産を開始する予定である。段階的に現地生産比率を高め、最終的には完全現地生産を目指す。これにより、南アフリカトヨタの現地調達比率向上に寄与するとともに、約250人の現地雇用を創出する計画である。

 豊田通商グループは、この取り組みを通じて南アフリカの自動車産業政策に貢献し、同国の経済発展に寄与していくとしている。設立セレモニーには南アフリカ貿易産業大臣も出席し、プロジェクトへの期待が示された。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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