【株式市場】好決算銘柄など高く日経平均は反発し新規上場株も好人気

株式

◆日経平均の終値は1万8903円02銭(125円98銭高)、TOPIXは1547.19ポイント(4.08ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億1993万株

 28日後場の東京株式市場は、米国の金融政策決定会合になるFOMCが現地時間の28、29日に開催されるため様子見気分があったが、昨日好決算や業績予想の増額を発表した森永乳業<2264>(東1)などが引き続き高く、ディフェンシブ性のある薬品株や小売り株なども堅調なため、日経平均は120円高の1万8900円をはさんで強モミ合いを続け反発した。ただ、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は軟化して小幅続落となった。

 補正予算の編成に期待があり、昨日業績予想を増額修正したファナック<6954>(東1)が後場も堅調で、正午に業績予想の増額修正を発表したヤマダ電機<9831>(東1)や13時30分に第2四半期決算を発表した協和発酵キリン<4151>(東1)などが高くなり、ジグソー<3914>(東マ)はグーグル・クラウド・トップゲート社との提携などが言われて急伸し、東映アニメーション<4816>(JQS)は業績予想の増額などが好感されて後場も値上がり率10%台を続けた。

 本日新規上場のバルニバービ<3418>(東マ・売買単位100株)は首都圏や大阪圏などでカフェやレストラン「ガーブ」などを展開し、前場は買い気配のまま初値がつかず、後場、14時13分に公開価格2500円の2.3倍の5750円で初値がつき、あと6430円まで上げて大引けは4780円となった。

 上場2日目のパートナーエージェント(パートナーA)<6181>(東マ・売買単位100株)は10時8分に公開価格1260円の3.2倍の4000円で売買が成立して初値がつき、前場は4250円まで上げたが後場は3310円まで値を消して大引けは3590円となった。

 東証1部の出来高概算は17億1993万株(前引けは8億5078万株)、売買代金は2兆1644億円(同1兆550億円)。1部上場1905柄のうち、値上がり銘柄数は963(同851)銘柄、値下がり銘柄数は796(同872)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は20業種(前引けは19業種)となり、値上がり率上位の業種は、空運、情報・通信、パルプ・紙、医薬品、化学、証券・商品先物、繊維製品、精密機器、などとなった。

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