ヘリオス、セルリソーシズと細胞培養上清液製造で基本合意、製造拠点の立ち上げ・運用で連携へ

■再生医療の実用化に向け製造基盤を強化

 ヘリオス<4593>(東証グロース)は1月16日、セルリソーシズとの間で細胞培養上清液の製造に関する業務提携に向けた基本合意書を締結したと発表。この提携は、ヘリオスがAND medical社と締結している共同研究契約に基づく細胞培養上清液の供給体制を整備することを目的としている。

 セルリソーシズは、アルフレッサ ホールディングス<2784>(東証プライム)の100%子会社として2022年に設立された企業である。同社は、細胞原料の供給や特定細胞加工物の製造、再生医療等製品の製造を手がけており、「再生医療という希望をすべての人に届ける」という理念のもと、高品質で安定した細胞の提供を目指している。

 ヘリオスは、iPS細胞などを用いた再生医薬品開発のフロントランナーとして、複数のパイプラインを保有するバイオテクノロジー企業である。同社は、体性幹細胞再生医薬品分野でMultiStemの開発を進めており、iPSC再生医薬品分野では次世代NK細胞(eNK®細胞)の開発に取り組んでいる。今回の提携により、両社は製造拠点の整備や運用に関して、ビジネスフレーム、役割分担及び費用負担等についての協議を進める。なお、この基本合意書締結による2025年12月期連結業績への現時点での影響はないとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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