ミロク情報サービス、「Peppol e-invoice」相互接続テストで全502件成功を実証

■EIPAが主導する第2回相互接続テスト、25社が参加

 ミロク情報サービス(MJS)<9928>(東証プライム)は1月20日、「デジタルインボイス推進協議会(EIPA)」が実施した第2回相互接続テストに参加し、すべての接続成功を報告した。同テストでは「Peppol e-invoice」を用い、国際標準規格に基づいた電子請求書の相互運用性を検証。25社が協力し、日本国内の普及拡大に向けた重要な成果を収めた。

 「Peppol e-invoice」とは、国際標準規格に基づくデジタルインボイスで、ペーパーレス化を実現する仕組みである。今回のテストでは、2024年11月以降に認定サービスプロバイダーによる共同作業が行われ、502件の相互接続が全て成功。これにより、システム間の互換性が実証され、利用者は安全かつ効率的な請求業務を可能にした。

 MJSの提供する「Edge Tracker 電子請求書」は、デジタルインボイスの作成・受信・参照機能を備え、同社の財務・会計システムと連携して仕訳の自動作成を実現する。適格請求書や電子帳簿保存法にも対応しており、企業の事務負担軽減と正確な処理を可能にするサービスとして注目されている。

 EIPAは2020年設立の協議会であり、デジタルインボイスの普及を推進。173の企業・団体が参加しており、今後も日本国内でのデジタル化促進に寄与する予定。MJSを含む主要企業が連携することで、日本の中小企業にも広く普及することが期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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