フジ・メディアHD、2025年3月期業績予想を下方修正、放送収入全体で233億円の減少

■売上高・利益ともに予想を大きく下回る

 フジ・メディア・ホールディングス(フジ・メディアHD)<4676>(東証プライム)は1月30日、2025年3月期の通期業績予想を下方修正し、純利益を従来の290億円から98億円に引き下げた。フジテレビにおける広告収入の減少が主な要因であり、一連の報道を受けた広告主のCM出稿見合わせや公共広告(AC)への差し替えが影響した。これにより、広告収入は大幅に落ち込み、売上高・営業利益・経常利益・当期純利益すべての項目で予想を下回る見込みとなった。また、グループ会社のサンケイビルも一部不動産売却の変更により、売上高が予想を下回ると発表した。

 フジ・メディアHDは、フジテレビの広告主との信頼関係を維持するため、広告料金を請求しない方針を示した。この決定により、同社の広告収入は前回予想と比較して大幅に減少することが明らかになった。特に、スポット広告、ネットタイム、ローカルタイムのすべての広告枠で減収が見込まれ、放送収入全体で233億円の減少が予測されている。

■調査協力者の不利益防止を明文化、役職員保護を強化

 また、フジ・メディアHDは、フジテレビを巡る一連の問題に関し、第三者委員会の調査に全面的に協力する姿勢を示した。調査に協力する役職員が不利益な扱いを受けることがないよう、取締役会にて正式に決議。これにより、調査協力者の保護を明文化し、違反があった場合には重大な不適切行為と認定する方針を打ち出した。同社は、この決議を全社員に周知し、コンプライアンスの徹底を図っていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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