【株式市場】日経平均は235円高で3日続伸、前場の円高が後退、再び上げ幅を拡げる

◆日経平均は3万9066円53銭(235円05銭高)、TOPIXは2752.20ポイント(6.79ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は21億7270万株

 2月6日(木)後場の東京株式市場は、日経平均が持ち直して再び上げ幅を広げ、前引けの56円高から安定的にジリジリ上げて終盤は上げ幅を200円台に広げて3日続伸となった。円相場は昼頃にかけて一時1ドル151円台まで円高が進んだが、債券市場で30年国債の入札が好調とされ金利上昇観測が後退。東京エレ<8035>(東証プライム)が中盤にかけて一段高など半導体株強く、JR東日本<9020>(東証プライム)や日本航空<9201>(東証プライム)、ニトリHD<9843>(東証プライム)なども一段と強含んだ。

 後場は、日産自<7201>(東証プライム)も一段と上げ、昨日来ホンダとの経営統合協議が難航、打ち切りもとされてきたが台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の接近説などで材料株妙味は強い様子。カルビー<2229>(東証プライム)は昼12時の四半期決算発表を受けて後場急伸スタート。東亜道路<1882>(東証プライム)は14時半頃の発表を受けて急伸。東証グロース市場では宇宙開発関連株のQPS研究所<5595>(東証グロース)やアストロスケール<186A>(東証グロース)、SYNSPECTIVE<290A>(東証グロース)が高い。

 東証スタンダード市場では値上がり率1位から7位までTOB(株式公開買付)やMBO(経営側によるTOB)で買われる銘柄が並び、芝浦電子<6957>(東証スタンダード)、サイバーステップ<3810>(東証スタンダード)、CBグループマネジメント<9852>(東証スタンダード)、DNAチップ研究所<2397>(東証スタンダード)、東都水産<8038>(東証スタンダード)、浜井産業<6131>(東証スタンダード)、テクノスジャパン<3666>(東証プライム)が急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は21億7270万株(前引けは10億8134万株)、売買代金は4兆5202億円(同2兆2031億円)。プライム上場1640銘柄のうち、値上がり銘柄数は1192(前引けは1201)銘柄、値下がり銘柄数は394(同383)銘柄。

 東証33業種別指数は27業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、その他製品、証券商品先物、ガラス土石、精密機器、電気機器、パルプ紙、水産農林、繊維製品、電力・ガス、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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