インテージHDの第2四半期は営業利益が前回予想を62%上回るなど好調、通期の利益予想を増額修正

(決算速報)

■6月通期は純利益が2期ぶりに最高を更新する見込みに

 インテージHD(インテージホールディングス)<4326>(東証プライム)が2月6日午後発表した第2四半期決算(2024年7~12月・中間期/連結)は、営業利益が24年8月に開示した前回予想を62%上回る着地となるなど好調で、6月通期(25年6月期)の連結業績予想の増額修正も発表した。

 市場調査の最大手で、7~12月は、ビジネスインテリジェンス事業が顧客企業のDX推進に伴うデータ活用ニーズの高まりを背景に好調に推移し、マーケティング支援(消費財・サービス)事業およびマーケティング支援(ヘルスケア)事業は計画対比で減収となったものの、業務効率化などのコスト最適化施策により、利益面では計画を上回った。7~12月・中間期の連結業績は、売上高が320億27百万円(前年同期比4.2%増)となり、営業利益は前回予想を62.0%上回る1781百万円(同16.4%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は前回予想を0.9%上回る20億17百万円(同98.8%増)となった。

 こうした推移を受け、6月通期(25年6月期)の連結利益予想を増額修正し、売上高は前回予想通り680億円(前期比7.5%増)の見込みとしたが、営業利益は前回予想を18.4%上回る45億円(同36.8%増)の見込みに見直し、経常利益も同18.4%上回る同額の45億円(同27.0%増)の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同1.4%上回る37億50百万円(同52.6%増)の見込みに見直した。当期純利益は2期ぶりに最高を更新することになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■バイオマス発電所で自動運転実証、135トンの燃料運搬に成功  大林組<1802>(東証プライム)…
  2. ■小規模店の淘汰進むも、残存者は付加価値戦略で業績回復  帝国データバンクの調査によると、2024…
  3. ■企業独自のシステム統合とカスタマイズ可能なAIエージェントを実現  ソフトバンクグループ<998…
2025年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

ピックアップ記事

  1. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  2. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…
  3. ■年初から57銘柄が優待新設、40銘柄超が拡充・変更  株主優待制度は従来、配当増加や自社株買いと…
  4. ■『マッチポンプ』相場の処方箋、トヨタの優待新設に見る『安全投資』の行方  「まるでマッチポンプ」…
  5. ■「トランプ・ディール」懸念下での投資価値、重複上場株の割安性  今週のコラムでは、米国景気の減速…
  6. ■見直される株主優待制度と重複上場戦略の新展開  ジャパニーズ・スタンダード(日本基準)とグローバ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る