イトーキが逆行高、今期も最高益の見込みでPER10倍前後、割安さ目立つ

■前12月期の連結決算は売上高、営業利益など最高を更新

 イトーキ<7972>(東証プライム)は2月28日、堅調相場となり、1621円(39円高)まで上げた後も1600円前後で売買され、日経平均1000円安などの全体安に逆行している。約2週間前に1812円の高値をつけたあと調整含みの相場だったが、業績は好調。株価1600円前後は今期予想PER9.8倍になり、10倍を下回る水準のため割安感が強まると見られている。

 前期、2024年12月期の連結決算は、売上高が3期連続の増収となり、過去最高を更新した。営業利益も5期連続の増益となり、2期連続で過去最高を更新した。今期・25年12月期の予想も売上高を前期比4.7%増、営業利益を同14.1%増とし、親会社株主に帰属する当期純利益は同11.4%増の80億円、1株利益は162円59銭。株価は1株利益の10倍で1626円に相当する。東証プライム銘柄の平均PER約15倍(日本経済新聞より)との比較でも割安さが目立っている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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