【株式市場】前場の日経平均は273円高、トランプ関税への警戒感が後退し一時507円高

◆日経平均は3万7881円70銭(273円21銭高)、TOPIXは2799.92ポイント(9.04ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億66万株

 3月25日(火)前場の東京株式市場は、NYダウの2日続伸597ドル高と円安などを受け、日経平均は344円高で始まったあと507円高(3万8115円)まで上げ、前引けは273円高だったが反発基調を保った。4月2日に発動される「トランプ関税」について対象国や品目が限定されるとの観測が広がり、買い安心感が舞い戻った。東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体株やトヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株は朝高のあと伸び悩んだが、第一生命HD<8750>(東証プライム)は国内金利上昇などを受け前引けまで波状高となった。

 ミマキエンジ<6638>(東証プライム)がプライム銘柄の値上がり率1位に躍進し普通配当の増配と特別配当の実施を好感。巴工業<6309>(東証プライム)も活況高となり株式3分割と増配、株主優待の株数緩和など好感。養命酒<2540>(東証プライム)は突然の筆頭株主交代に憶測や期待が広がり急動意。サトウ食品<2923>(東証スタンダード)は一時急反発となりコメ高騰に伴うパックごはんの品目整理や生産性向上策を好感。BuySell<7685>(東証グロース)は2月の月次売上高の計画超過など好感され一段と出直り拡大。タイミー<215A>(東証グロース)は大きく出直りリクルートグループが「タウンワークスキマ」の開発中止とされ先行者利得再燃。ミライロ<335A>(東証グロース)は上場2日目で初値がつき661円(公開価格270円の2.45倍)。その後ストップ高の761円まで急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は8億66万株、売買代金は1兆9367億円。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は898銘柄、値下がり銘柄数は655銘柄。

 東証33業種別指数は24業種が値上がりし、精密機器、非鉄金属、不動産、石油石炭、ガラス土石、繊維製品、輸送用機器、電気機器、保険、機械、鉱業、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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