サノヤスホールディングス、利益2倍超の上方修正と30億円のM&Aを発表

■建設業向け事業好調で営業利益は前回予想の3倍に迫る勢い

 サノヤスホールディングス<7022>(東証スタンダード)は4月30日、同社は建設業向けセグメントの好調な推移を背景に業績予想の上方修正を発表。特に機械式駐車装置製造およびメンテナンス事業が好調で、高利益率のメンテナンス業務が収益に貢献。また、下期偏重型の動力制御盤等の製造・販売において追加工事の獲得や原価低減活動が想定を上回ったほか、予定していたM&A関連費用約80百万円が翌期へ期ずれしたことも増益要因となった。さらに繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、法人税等調整額として17700万円の利益計上が見込まれる。

 同社は同日、小寺電子製作所の全株式を30億円で取得し子会社化することを発表。小寺電子製作所は1973年創業の全自動電線切断皮剝装置・全自動圧着機等のワイヤーハーネス加工機メーカーで、国内で高いシェアを誇る。この買収は2026年度を最終年度とする中期経営計画の成長戦略の柱の一つとして位置づけられ、ニッチ業界のトップ企業のグループ化によるシナジー効果を狙う。株式取得は6月2日に実行予定で、買収先はKEホールディングスおよび小寺電子製作所。両社は6月1日付で合併し、存続会社の商号を小寺電子製作所に変更する予定。

 サノヤスホールディングスは今回の業績上方修正と戦略的買収を通じて、既存事業の強化と新規事業への進出を並行して進め、中長期的な成長および収益力強化を目指す方針だ。同社の事業多角化と規模拡大の取り組みは、2025年度も引き続き展開される見通し。買収による当期連結業績への影響については現在精査中としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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