ヘリオス テクノ ホールディング、投資会社と戦略的提携、M&A活用し事業ポートフォリオ拡大へ

■取締役2名受け入れ、大株主ダルトングループのノウハウ活用

 ヘリオス テクノ ホールディング<6927>(東証スタンダード)は5月14日、米国の投資運用会社グループで同社の大株主であるダルトングループを代表するライジングサンマネジメント社(RSM)と業務提携契約を締結したと発表した。液晶ディスプレイ用配向膜印刷装置などの製造装置事業を手がける同社は、この提携を通じてM&Aによる新規事業創出と事業ポートフォリオ拡大を目指す。佐藤良久社長は「ものづくりにおける製品開発力と、RSMの投資知見や豊富な投資案件ネットワークを連携させることが、中長期的戦略実現に有用」と判断したとしている。

 今回の提携では、RSMから2名の取締役を受け入れ、M&Aのソーシングやバリュエーション、戦略立案・実行支援を受ける。派遣される西田真澄氏と水落一隆氏はいずれもM&A業務に精通しており、6月の定時株主総会で取締役選任議案を諮る予定だ。両氏は新設される投資子会社の役員にも就任する見込みで、RSMから直接経営参画を受け入れることで、M&A案件の発掘から実行までを加速させる構えだ。

 同社はこの業務提携により、上場会社としての独立性を維持しながら持続的な企業価値向上を目指すとしている。100%出資による投資子会社を設立し、連続したM&Aを中心とする事業ポートフォリオの再構築を進める計画だ。なお、ダルトングループは現在、同社株式の24.46%を保有している。同社は「M&Aを通じた新規事業の創出と事業ポートフォリオ拡大が財務的な成果として結実するには一定の期間を要する」とし、2026年3月期の業績への影響は軽微との見通しを示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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