東洋水産が後場一段高、今期の業績予想は横ばいだが為替前提からみて上振れ余地の見方

■自社株買いも発表し好感される

 東洋水産<2875>(東証プライム)は5月12日の後場一段と強い値動きをみせ、8%高の1万180円(722円高)まで上げる場面を見せて出直りを強めている。正午過ぎに3月決算(2025年3月期)と剰余金の配当(期末配当・増配)、自己株式の取得(自社株買い)を発表。好感買いが先行している。

 今期・26年3月期の連結業績見通しは、営業利益を前期比0.7%増とし、親会社株主に帰属する当期純利益は同1.4%減とするなどで冴えない印象だが、為替前提を対米ドルで1ドル149.00円と設定している。水産食品事業では、25年3月期に「円安による原料価格の上昇等があった」(決算短信)などとしているため円安は逆風、円高は追風。為替の実勢がこの前提レートより円高になっているため、業績予想に上振れ余地があるとの期待が出ている。

 自社株買いは、300万株(上限、自己株式を除く発行済株式総数の3.01%)、取得総額235億円(上限)で、25年5月13日から26年5月12日までの予定で行うとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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