
■24年12月23日に上場、ロックアップ終了に備える自社株買いは初めての見方も
令和アカウンティング・HD(令和アカウンティング・ホールディングス)<296A>(東証グロース)は6月2日の13時45分に自己株式取得(自社株買い)を発表し、株価は直後から急激に上げて14%高の713円(87円高)をつけ、約5週間ぶりに700円台を回復している。6月20日に株式上場後の「ロックアップ期間」(大株主の創業者やベンチャー投資会社などに設定される一定期間の株式売却制限)が終了するため、株価が一時的に変動することも想定されるとし、「株式市場における安定した取引環境を維持し、株主の皆様に安心して保有頂けるよう、自己株式の取得を行うこととした」(発表資料より)。「ロックアップ期間」を念頭に自社株買いを行う企業は初めてでなないかとの見方も出ている。
同社は2024年12月23日に東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。自社株買いは、取得株式総数150万株(上限:発行済株式総数に対する割合3.9%)、取得総額12億円(上限)、取得期間は2025年6月3日から同年8月31日までの予定。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)