建設技術研究所が5日続伸、インドネシアとフィリピンでの受注・提携を発表から連騰基調

■第1四半期決算は経常利益が通期予想の58%を達成など好調

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は6月4日、2736円(114円高)まで上げた後も堅調に売買され、5日続伸基調となって出直り相場を継続している。日本で最初の建設コンサルタント会社。海外事業を行う(株)建設技研インターナショナルが(1)インドネシアの大手コンサルタント企業との業務提携、(2)フィリピン国中央ルソン地域のパンパンガ川放水路詳細設計プロジェクトを受注・調印、と2件のリリースを発表した翌日から続伸基調となり、値下がりした日が2日しかない連騰基調の相場が続いている。

 5月13日に発表した第1四半期決算(2025年1~3月)は、受注高が前年同期比1.9%減、売上高は同3.2%増で通期予想の30.1%に達し、経常利益は同4.4%減だったが通期予想の58.4%に達し、親会社株主に帰属する四半期純利益も通期予想の56.4%に達した。収益向上に向け「引き続き生産性の向上、品質確保に努める」(決算説明資料より)としている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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