【チャート診断】翻訳センターは半年サイクルの出直りタイミング、半値戻しの5300円台へ

チャート診断

翻訳センター<2483>(JQ・売買単位100株)は、22日(月)は一時、55円高の3495円と買われ終値は前日と同じ3440円だった。動意を含んだ動きである。

週足チャートでの現在水準は2013年9月の高値7800円から約55%下げた位置にあり26週線を若干、上回っている。昨年の高値から半年後の今年5月に2950円まで下げたが、それ以降は現在まで3300円を挟んだ小幅の往来推移となっている。ほぼ、半年サイクルで動いていることから本格出直りのタイミングを迎えているといえる。

医療・特許・工業・金融の4分野の翻訳を得意としている。とくに、高い専門性の求められる「医療」と、「特許」分野に強いことは時流に乗るだけに注目できる。

1株利益は2010年、2011年3月期と2期間80円台だったが、2012年3月期に一気に100円台に乗せ135.2円を挙げた。2015年3月期の1株利益は160.2円の見通し。配当は3円増配の年48円とする予定。

PERは21倍ていど、利回りは1.41%と業績の伸びからみると割高感はなく、むしろ割安感が漂う。グローバル化を背景に特許、医療、工業、金融の翻訳需要は拡大が予想され、とくに信頼性の面から大手である同社の優位性は強まるだろう。1株利益200円時代はそう遠くない時期に達成できるものと期待される。

当面、昨年高値からの、「半値戻し」に当たる5375円前後が見込めるものとみられる。

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