【株式市場特集】不透明相場に輝く独自性、注目集まる『三大スター』銘柄

■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上

 『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は、大谷翔平選手のCM起用により「PURE」シリーズが好調に推移し、決算発表後に株価が急騰するなど「大谷効果」が鮮明となった。また同社は将棋の王位戦の冠スポンサーを務め、藤井七冠とも結び付く。さらに棋聖戦の賞金増額や協賛企業の存在も注目され、スポーツ・文化と企業業績の連動が浮き彫りになっている。相場環境は不安定な中、「トランプ・ディール」など外的要因が意識されるが、大谷・藤井・大の里といった個性の際立つ銘柄群に注目し、外部リスクの影響を受けにくい戦略的投資が一つの指針となろう。

■ブランド商品、関連CM、キャンペーンが株価押し上げ効果

 大谷翔平選手のCM出演ギャラは、世界トップクラスの年間100億円超と推定されるだけに、出演CMは内外で数多い。そのなかの上場会社は、前記の伊藤園のほか、コード番号順に日清製粉グループ本社<2002>(東証プライム)、ディップ<2379>(東証プライム)、コーセー<4922>(東証プライム)、住友ゴム工業<5110>(東証プライム)、セイコーグループ<8050>(東証プライム)、日本航空<JAL、9201>(東証プライム)、セコム<9735>(東証プライム)などと続く。

このうちディップは、2023年12月に大谷翔平選手がブランドアドバイザーに就任し、今年2月にはメジャーリーグ(MLB)とパートナーシップ契約を締結し、今年3月18日、19日の東京ドームで開催されたMLB開幕戦のドジャーズ対カブスのオフィシャルパートナーとなり、開幕戦チケットのプレゼントキャンペーンを行った。セコムは、同社のアンバサダーを35年務めた故長嶋茂雄選手と大谷翔平投手が対戦する「夢の対決」のCMを今年3月15日から放映した。マスコミに大々的に取り上げられるとともに株価の押し上げ効果も発揮した。8銘柄は、値ごろもPER・PBR評価もマチマチだが、大谷選手の投手としての復活も間近であり、投打二刀流の活躍場面が増えれば株価の呼応もそれだけ高まると想定される。

■冠スポンサーで露出度が増しライブ中継株、将棋AI株にも波及

 『藤井』関連株では、伊藤園、ヒューリックと同様に冠スポンサーとなっているのは王将戦のALSOK<総合警備保障、2331>(東証プライム)、叡王戦の不二家<2211>(東証プライム)、子会社が該当するKADOKAWA<9468>(東証プライム)となる。さらに各タイトル戦の協賛会社は、業種も株価位置もバラエティに富んでおり、コード番号順に上げるとキリンホールディングス<2503>(東証プライム)、ロート製薬<4527>(東証プライム)、IHI<7013>(東証プライム)、大和証券グループ本社<8601>(東証プライム)、野村ホールディングス<8604>(東証プライム)、MIRARTHホールディングス<8897>(東証プライム)、東急<9005>(東証プライム)、コナミグループ<9766>(東証プライム)と続く。

 MIRARTHHDは、グループ会社のタカラレーベンが協賛しているもので、株価は低位値ごろでPERは6.5倍、配当利回りは5.46%と関連株のなかで最安値評価となっている。このほかメディア&IP事業のAbemaテレビがタイトル戦やMLBをライブ中継するサイバーエージェント<4751>(東証プライム)、将棋AI開発のHEROZ<4382>(東証スタンダード)も外せない。『大の里』関連株は、大関時代の大の里が、トリドール<3397>(東証プライム)のセルフうどん店チェーン「亀田製麺」の広告に出演して話題になったが、CMキャラクターとしての本格起用は横綱昇進後となるはずで、ここでも「唯一無二」の活躍が想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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