JR4社、令和6年産銘柄米や備蓄米を生活応援価格で販売、EC・ふるさと納税・駅販売での販路展開
- 2025/6/9 17:55
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■最大30%割引やポイント10倍還元で実質値下げ
JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020>(東証プライム)・JR西日本(西日本旅客鉄道)<9021>(東証プライム)・JR九州(九州旅客鉄道)<9142>(東証プライム)・JR北海道の4社は、高騰する米価の状況を受け、各地のネットワークや販売チャネルを活用した「生活応援価格」での米販売キャンペーンを実施すると発表。対象は令和6年産の銘柄米や政府備蓄米で、割引やポイント還元、駅での即売会など、消費者にとって実利ある施策が多彩に展開する。
具体的には、JR北海道が運営するECサイト「北の特急便」では、北海道産銘柄米を20%割引で販売。JR東日本は新幹線輸送を活用した販売会や、「JRE MALL」での30%オフ+ポイント12倍還元キャンペーンを実施。さらに、備蓄米の予約販売も予定されている。JR西日本は、自社ECモールにてクーポンとポイント還元を組み合わせたキャンペーンを展開。JR九州ではふるさと納税寄付者に対して、JRキューポ10倍の特典を提供する。
4社は鉄道インフラに加え、ECサイトや物流網、ふるさと納税制度などを活用し、生活支援に直結する取り組みを進めている。消費者にとっては、米の安定確保と家計支援の両立が期待される施策であり、他業界との連携や地域活性化の動きとしても注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)