BTM、AIエージェント導入で調査工数を大幅削減、95%の業務削減を実現

■部門間の調整作業を自動化、生成AIが業務改革を後押し

 BTM<5247>(東証グロース)は8月5日、AIエージェントシステムの構築と導入によって、システム調査にかかる工数とコミュニケーションコストを大幅に削減したと発表した。AWSの生成AI基盤「Amazon Bedrock」と「Strands Agents」を活用し、複数部門にまたがる調整作業を自動化。この取り組みは、AWSの公式ブログにも革新的な導入事例として掲載された。

 従来、システム調査業務では関係者間の密接な連携が必要であり、営業からのヒアリングや書面での回答に多くの時間が割かれていた。特に1日あたり複数件発生する調査依頼に対し、限られた工数で対応せねばならず、業務負荷が大きかった。こうした背景から、同社は生成AIによる調査業務の自動化に着目した。

 導入後は、従来半日を要していた調査が最短10分に短縮され、プロジェクトマネージャーのトラブル対応工数も95%削減された。今後は社内業務のさらなる効率化を進めるとともに、他社への展開も見据えている。今回の成果は、生成AIの実務活用における先進的なモデルとして注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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