北紡、ビットトレードと基本合意、暗号資産事業で連携強化、環境トークン構想を加速

ビジネス 万年筆 メモ

■環境テーマの独自トークン発行へ、制度設計で専門企業と連携

 北紡<3409>(東証スタンダード)は8月5日、ビットトレードとの間で暗号資産およびWeb3.0関連ビジネスに関する基本合意書を締結したと発表。北紡は5月に暗号資産およびRWA(現実資産)関連事業への参入を発表しており、株主総会において関連する定款変更も承認されていた。同社は環境分野をテーマにした自社トークンの発行を戦略の柱と位置づけており、関連法令・会計基準を順守しながら、持続可能な社会の実現を目指すトークンの構築を進めている。

 今回の基本合意では、両社がWeb3.0やグリーンエネルギー分野におけるサービスの推進を目的とし、今後の具体的な連携内容について協議を重ねる方針が示された。北紡は独自トークンのトークンエコシステムおよびブロックチェーンシステムの企画・開発にあたり、定期的な会議を開催する計画を立てている。また、再生可能エネルギー設備や高温熱分解装置を活用した実証実験を通じ、カーボンクレジットの取得と収益性の検証を進めていく。

 ビットトレード社は暗号資産交換業および第一種金融商品取引業を行う企業で、資本金は1億円、所在地は東京都港区。設立は2016年9月で、近年は黒字転換を果たしている。北紡は今後の業績予想への影響については未定としており、詳細が明らかになり次第、適切なタイミングで開示するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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