住友ファーマが急伸しストップ高、投資判断の引き上げなど材料視、米国子会社の新展開などに期待再

■2型糖尿病治療薬に関する提携も含め期待材料が相次ぐ

 住友ファーマ<4506>(東証プライム)は6月12日、急激に出直る相場となり、取引開始後にストップ高の1035円(150円高、17%高)まで上げて買い気配を続け、年初来の高値1060円(2025年5月13日)に迫っている。大和証券が投資判断を「3」から「2」に上げ、目標株価は560円から1200円に引き上げたと伝えられている。

 住友ファーマは5月30日付で「ノボ ノルディスク ファーマと住友ファーマ、日本国内における2型糖尿病治療薬『オゼンピック皮下注』のプロモーション提携契約締結」を発表し、6月6日付では「当社子会社のカナダにおける製品に関する独占的販売ライセンス契約締結のお知らせ」を発表している。同証券では、これらによる業績寄与を織り込んだようだ。カナダでの契約は、米国子会社SMPA社が契約対象製品のカナダにおける事業をKnight社(モントリオール)に譲渡し対価を受け取るほか、米国での基幹3製品の価値最大化と開発中の抗がん剤および再生・細胞医薬の製品化を加速することに注力するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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