note、AI学習用データ提供で新制度、クリエイターの新たな収益機会を創出へ

■AI時代の著作対価、noteが収益還元制度開始

 note<5243>(東証グロース)は6月17日、クリエイターによる投稿テキストを生成AIの学習用データとして提供する新たなプログラムを発表した。AI事業者との提携により得た収益をクリエイターに分配することで、新たな収益機会を創出する。提供可否と報酬受け取りはユーザーが自由に選択でき、同年8月1日より利用規約を一部改定し制度運用を開始する。対象はnoteに投稿された全テキストコンテンツで、画像や音声などは含まれない。設定は記事単位でも可能で、初期状態は「参加する」に設定される。

 この施策は、2025年2月以降3回にわたる実証実験を経て制度化された。各回では還元ロジックや評価指標の精度向上が図られ、多くのクリエイターから「創作が正当に評価された」といった前向きな意見が寄せられた。分配される収益はAI事業者からの対価から運営手数料を差し引いた金額となり、現在その分配ロジックを構築中である。提携先のAI事業者は、透明性や倫理性、法令順守などを基準に選定される方針である。

 noteは、生成AIの普及に伴う著作物の利用や対価の不明確さといった課題に対し、創作とテクノロジーの健全な関係構築を目指す。同社は今後、出版社や放送局、行政機関、AI事業者らと意見交換を重ね、創作者がより良い環境で創作を継続できるエコシステムづくりに注力する構えである。クリエイターの創作活動を守り育てる新たな挑戦は、AI時代における表現のあり方に一石を投じる動きといえる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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