【株式市場】前場の日経平均は287円安、イラン攻撃に米国が参戦する可能性が言われ反落模様

◆日経平均は3万8597円16銭(287円99銭安)、TOPIXは2791.94ポイント(16.41ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億9074万株

 6月19日(木)前場の東京株式市場は、日経平均が午前10時過ぎに392円安(3万8492円)まで下押す場面を見せて反落模様となった。イスラエルのイラン攻撃に米国が参戦する可能性が言われ、今夜のNY株式市場が奴隷解放記念日で休場になることもあり、様子見姿勢が強まった。このところ上げてきた半導体関連株などが安い。一方、5月の訪日観光客数の最高更新を受けて三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)などが値上がりし、米USスチール買収完了を発表した日本製鉄<5401>(東証プライム)は反発。任天堂<7974>(東証プライム)は新ゲーム機好調などで連日最高値を更新した。

 セガサミーHD<6460>(東証プライム)が一段高となり、みずほ証券による投資判断が言われて証券会社による買い推奨の数が1位との過日報道も材料視され高値を大きく更新。協立情報通信<3670>(東証スタンダード)は買い気配で始まり一時ストップ高となり未定だった今期の業績・配当予想の発表を好感。アトラグループ<6029>(東証スタンダード)は鍼灸接骨院支援事業の損益改善に加え訪日観光客数の増加も追い風とされ一段高。フルッタフルッタ<2586>(東証グロース)は猛暑が追い風とされ急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億9074万株、売買代金は1兆8113億円。プライム上場1626銘柄のうち、値上がり銘柄数は576銘柄、値下がり銘柄数は968銘柄。

 東証33業種別指数は11業種が値上がりし、空運、証券商品先物、水産農林、陸運、その他製品、小売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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