
■東京2025でのコラボレーション展示も決定
ヒビノ<2469>(東証スタンダード)は6月19日、同社グループで映像を中心に広告制作サービスを展開するCHホールディングスと共に、WIT COLLECTIVE合同会社と生成AIを活用した次世代エンターテインメントの共同開発に向けたパートナーシップを締結したと発表した。ヒビノのライブエンターテインメント分野における大型映像技術や空間演出力、WITの生成AI企画力とプロデュース力を掛け合わせ、映像表現の革新と制作の高効率化を目指す。7月開催の「コンテンツ東京2025」では、両社による初のコラボレーション展示が予定されている。
ヒビノはこれまで、バーチャルプロダクションスタジオ「Hibino VFX Studio」の運営や最新LED技術の開発などを通じ、映像制作の現場で高度な表現手法を提供してきた。今回の連携では、生成AIをCG背景制作や映像演出に取り入れることで、中小規模プロジェクトにおける導入のハードルを下げ、映像体験の質を一段と高める狙いがある。専門家による品質管理も導入し、安定的なアウトプットが可能になると見込まれる。
今後は、スポーツや音楽分野など演出重視の領域へと展開を広げる方針であり、アーティストやクリエイターの創造力を支える映像表現の深化を図る。リアルとバーチャルの融合による没入型体験の創出を軸に、社会に新たな感動と驚きを届けるエンターテインメントの構築を進めていく構えである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)