TOPPAN、国内初のレトルト向けモノマテリアルパウチをエスビー食品に提供

■リサイクル適性向上とCO2削減を実現するPP単一素材のパッケージ

 TOPPANホールディングス<7911>(東証プライム)グループのTOPPANは7月17日、ポリプロピレン(PP)単一素材で構成されたレトルト対応のパウチが、ヱスビー食品<2805>(東証スタンダード)の新製品「未来のJAPANESE CURRY」に採用されたと発表した。同製品は大阪・関西万博の会場で展示・配布される予定であり、レトルト食品向けモノマテリアルパウチの国内初採用事例となる。

 このパウチは、同社の「GL BARRIER」シリーズの新ラインアップとして開発されたもので、リサイクル性の向上や包材製造時のCO2排出量約5%削減に貢献する。高いバリア性と耐熱・耐水性を備え、アルミ箔に代わる環境対応素材としての性能を持つ。採用にあたっては、エスビー食品が大阪公立大学の学生と開発したコンセプトに合致する環境配慮型パッケージとして評価された。

 TOPPANは同製品の国内外での拡販を進め、2030年までに関連事業で約300億円の売上を目指すとしている。同社はサステナブルブランド「SMARTS」を軸に、包装資材の循環型社会実現を目指し、多方面において環境負荷低減の取り組みを強化していく方針を示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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