みずほFGが戻り高値を更新、選挙結果を受け金利上昇観測は継続、大手銀行株はそろって高い

■選挙直前の予想ほどではないが財政支出拡大の圧力は続く可能性

 みずほFG(みずほフィナンシャルグループ)<8411>(東証プライム)は7月22日、続伸基調となり、4187円(61円高)まで上げて小幅だが4日ぶりに戻り高値を更新している。債券市場で長期金利が前週末比0.010%高の1.535%に上昇し、金利上昇が好感される銘柄の代表格として注目が強まっている。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東証プライム)など大手銀行株はそろって高い。

 国内長期金利は7月18日に一時1.555%まで上昇した。参議院選で与党の苦戦が伝えられ、これまで以上に減税や給付金などの野党の政策を取り入れる必要が出てくると、財政支出が一段と拡大し、金利上昇圧力になるとの見方だった。選挙明け22日の長期金利はこの水準を超えていないため、選挙結果は想定されていたほど与党大敗ではないとの見方が優勢なことになるが、物価動向は明らかに金利上昇圧力になっているなどで、引き続き金利の先高観測は根強いようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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