コンヴァノ、10億円のビットコイン購入を決定、普通社債で調達

■企業価値保全と通貨分散を目的に仮想通貨活用

 コンヴァノ<6574>(東証グロース)は7月22日、総額10億円のビットコインを新たに購入することを決議したと発表した。この購入は、6月30日付で公表されたデジタルアセット投資とは別枠であり、同日発表の10億円の普通社債発行による資金を全額充当する。同社はビットコインを企業価値の保全資産と位置づけ、財務戦略の一環としてインフレ耐性や購買力防衛、通貨分散を図る方針である。

 購入は市場動向を見極めながら実施され、7月末までに完了する見通し。同社の方針は、保有するビットコインの価値を通じて株主への利益還元を最大化することを目的としている。なお、この10億円のビットコイン購入に伴う損益は、すでに公表済みの2026年3月期連結業績予想には反映されていない。

 今後、当該資産の価格変動等により連結業績に重大な影響が生じる場合には、速やかに情報開示を行うとしている。仮想通貨を活用した財務戦略が、同社の資産運用方針において一定の比重を占めつつあることがうかがえる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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