BBDイニシアティブとヘッドウォータースが資本業務提携、「AIの民主化」で中堅・中小企業の生産性革命へ

■両社の強みを生かし、労働人口低下や人手不足といった日本が抱える課題解決を目指す

 BBDイニシアティブ<5259>(東証グロース)は8月14日、AIソリューションを通じてAIの民主化を進めるヘッドウォータース<4011>(東証グロース)との資本業務提携契約を締結したと発表した。両社は提携を通じ、中堅・中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させ、日本産業の生産性向上に貢献することを目指す。BBDイニシアティブは、次世代型ビジネスアプリケーションの開発やAI実装を進めるなかで、高度なAIスキルを持つ人材確保の難しさに直面していた。同提携により、多くのAIソリューション導入実績を持つヘッドウォータースの技術を活用し、スムーズで効果的なAI実装が可能になる。

 同提携の主な内容は、ヘッドウォータースが、BBDイニシアティブが推進する営業活動、単純作業、業務管理の自動化・自律化を強力に推進することだ。具体的には、BBDイニシアティブが持つ膨大な営業活動や企業情報を教師データとして活用し、SFA/CRM統合ビジネスアプリケーション『KnowledgeSuite(ナレッジスイート)』に自律化された新機能を実装する。これにより、両社はサービスを通じて労働人口の減少や人手不足といった日本の産業課題の解消に取り組む。ヘッドウォータースはAIサービスの実装の場を広げ、BBDイニシアティブは全サービスへのAI機能実装により、サービスの競争力を強化することが期待される。

 同提携による収益面での効果として、BBDイニシアティブは開発サービスの競争力を強化し、ヘッドウォータースはAI実装が完了したサービスからリカーリングレベニューシェアによるサブスクリプション売上を得ることで合意している。両社は全てのサービスへのAI実装を一年を目途に完了させる予定だ。今後、BBDイニシアティブはAIへの取り組みを加速させ、自動化・自律化の検証を進めていく。中堅・中小企業のDX化を推進するリーディングカンパニーとなることを目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る