AnyMind Group、クリエイター向けAIアバター配信サービス開始、24時間の収益機会を支援

■ライブコマース市場拡大を背景に、多言語対応と稼働効率化を実現

 AnyMind Group<5027>(東証グロース)は8月21日、クリエイター向け新サービス「AnyLive for Creators」の提供を開始した。同サービスは、同社がブランド向けに展開してきた生成AIライブコマースプラットフォーム「AnyLive」のアバター生成機能を活用し、クリエイターが自身のAIアバターを作成し、24時間体制でライブ配信に対応できる仕組みを提供する。これにより、人的リソースや時間の制約を超えた収益機会の拡大を可能にし、クリエイターの活動領域を広げる狙いがある。

 背景として、アジア太平洋地域のライブコマース市場は2030年までに約770億米ドル規模に達すると予測され、クリエイターエコノミーも2032年までに約750億米ドルに成長する見通しがある。ブランド案件の増加に伴い、長時間配信や多言語対応への需要が高まる一方、人的リソース確保が課題となっていた。同サービスは、AIアバターによる出演と分析機能を通じ、成果の最大化と効率的な運営を支援する。対応言語は英語、中国語、日本語など8言語に及び、主要な配信プラットフォームにも対応する。

 また、サービス開始にあたり、マレーシアを拠点とする人気クリエイター兼起業家のBella Khan氏が導入を表明。TikTokで140万人超、YouTubeで120万人超のフォロワーを有し、サブアカウントでAIアバターを用いたライブ配信を開始する。同社は「人とAIがそれぞれの強みを活かしながら価値を共創する新しいクリエイターエコノミーを実現する」と強調しており、クリエイターとブランド双方に新たな成長機会を提供していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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