アスクル、8月度売上高は前期比2.7%増、LOHACOが4.1%と堅調

■単価上昇が売上押し上げ、顧客数は減少傾向継続

 アスクル<2678>(東証プライム)は8月28日、2026年5月期8月度(2025年7月21日~8月20日)の月次業績を発表した。単体売上高は316億1800万円となり、前年同月比2.7%増と増収を確保した。主力のASKUL事業も282億1100万円で同2.6%増と伸長し、稼働日数の差異はなく修正後の比較値は省略された。また、LOHACO事業は33億9700万円で同4.1増%となり、EC事業全体の拡大が確認された。

 ASKUL事業における購入お客様単価は前年同月比3.8%増と堅調に推移した一方、購入お客様数は同1.2%減少した。これは前期比で前年同月度より減少幅が拡大しており、単価上昇が売上の増加を下支えした構図となった。前月までの推移とあわせると、6月から8月までの3か月連続で単価は前年を上回った一方、顧客数はマイナス基調が続いている。なお、単体売上高にはロジスティクス事業を含み、ASKUL事業にはSOLOEL ARENAなども含まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る