ホンダ、東京2025世界陸上のオフィシャルパートナーに、燃料電池車やEVを大会公式車両として提供

■約120台の多様なモビリティで環境・安全に配慮した大会を支援

 ホンダ<7267>(東証プライム)は9月1日、2025年9月13日から21日まで開催される「東京2025世界陸上競技選手権大会」にオフィシャルパートナーとして協賛し、大会公式車両を提供すると発表した。燃料電池自動車や電気自動車、ハイブリッド車など約120台を用意し、環境負荷の低減や大会運営の効率化を支援する。同社は「革新技術を搭載した多様なモビリティを通じて環境・安全に配慮した大会を実現し、アスリートの活躍による驚きと感動を最大化すること」をテーマに掲げている。

 提供車両は男女マラソンの審判長車に燃料電池自動車「CR-V e:FCEV」、計時車両に軽商用EV「N-VAN e:」を採用し、通過タイムを計測するアンテナマットへの電力供給には可搬型外部給電器「Power Exporter e:」を使用する。また新型「PRELUDE」や「N-ONE e:」をコース確認車として導入し、プレスバイクには交換式バッテリー搭載の「CUV e:」を使用する。大会関係者の送迎用にはCR-V e:FCEVやSTEP WGN、ODYSSEYなどのハイブリッド車を提供し、さらにハンズフリーパーソナルモビリティ「UNI-ONE」も活用される。

 競技場内では史上初めて車両展示を行い、2026年に北米で発売予定のEV「Honda 0 SUVプロトタイプ」や、その1/4サイズのラジコンカーを披露する。このラジコンカーは投てき物の回収・運搬に用いられ、競技運営の効率化に寄与する。さらに競技場外エリアでは展示ブースを設け、来場者が次世代モビリティに触れられる体験の場を提供する。同社は「スポーツ活動を通じて挑戦する人々を増やし、人生を豊かにする」というビジョンのもと、アスリートの挑戦を支援していく姿勢を示した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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