【株式市場】日経平均950円安、5日ぶり大幅反落、日銀利上げ観測で売り拡大

■植田総裁の発言見極めムード強まり、買い手控え

 12月1日、日経平均株価の大引けは950円63銭安の4万9303円28銭となり、5日ぶりに大幅反落となった。TOPIXも40.11ポイント下落し、市場全体で売りが優勢となった。米国株高を受けた朝方の先高観は限定的で、今月の日銀金融政策決定会合で利上げが行われるとの観測が急速に強まったことが重しとなった。植田総裁が同日に出席する金融経済懇談会での発言を見極めたいとの姿勢が強まり、投資家は買いを控えた。

 後場に入ると下げ幅は一段と拡大し、日経平均は一時1000円超安を記録した。東証33業種のうち31業種が下落し、電力・ガス業、鉱業、不動産業、非鉄金属、電気機器などが下落率上位となった。一方で銀行業が上昇率トップとなり、石油・石炭製品も堅調だった。東証プライムの値上がり銘柄は299にとどまり、全体の8割近い1268銘柄が値下がりした。

 市場全体の出来高は21億6799万株、売買代金は5兆3835億円となり、活発な売買が続いた。個別ではLink-Uグループ、キヤノン電子、トリケミカル研究所などが値上がり率上位となり、ユニチカ、東京電力HD、フジクラなどが大幅に下落した。ストップ高は15銘柄、ストップ安は1銘柄にとどまり、イベント要因や材料株を中心に選別物色が続いた。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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