コーヒーにストレス緩和効果、味の素AGFが科学的に解明

■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示

 味の素<2802>(東証プライム)グループの味の素AGFは7月17日、コーヒーの摂取がストレス緩和に寄与することを明らかにしたと発表した。同社は「第79回日本栄養・食糧学会大会」において、平常時およびストレス負荷時の感情や嗜好の変化に関する研究結果を報告した。調査は20歳から69歳の男女300名を対象に、ホット・アイス計6種のコーヒーを提供し実施された。

 平常時には、アイスコーヒーがリフレッシュ効果をもたらし、ミルク入りコーヒーやエチオピアコーヒーにはリラックス効果が見られた。ストレス負荷後には、嗜好が変化し、ミルク入りコーヒーやアイスコーヒーの選好が高まり、それらを摂取することでストレスが緩和されることが確認された。飲料別の効果としては、ミルク入りコーヒーにリラックス効果、コロンビア深煎りやアイスコーヒーにはリフレッシュ効果が示された。

 同調査では、心理的ストレスを与える目的でクレペリン検査を使用。味の素AGFは、今後もコーヒー以外の飲料や飲用シーンが感情に及ぼす影響を研究し、「ココロとカラダの健康」に貢献する商品開発を進める方針を示した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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