LMG傘下のインバウンド・バズ、Fesbaseと業務提携、訪日タイ人向けレストラン予約支援

■「Talon Japan」と「JPNEAZY」を連携させ、訪日タイ人に向けた日本のレストラン予約代行サービスを展開

 ラバブルマーケティンググループ(LMG)<9254>(東証グロース)の子会社で、インバウンドプロモーション事業を行うインバウンド・バズ(本社:東京都港区)は9月1日、訪日観光客向け日本レストラン予約サービス「JPNEAZY(ジャパニージー)」を運営するFesbase(本社:東京都品川区)と業務提携を締結したと発表。

 同提携により、Fesbaseが運営するレストラン予約サイト「JPNEAZY」と、インバウンド・バズが運営するタイ語の日本情報サイト「Talon Japan」を連携させ、「Talon Japan」から訪日タイ人観光客がスムーズに日本のレストランを予約できる仕組みを構築する。これにより、タイ人の日本での食体験の向上と日本の飲食店の集客支援を図る。

■「JPNEAZY」について

 「JPNEAZY(ジャパニージー)」は、訪日観光客向けに高級店を中心とした850以上(2025年3月末時点)の飲食店と提携するレストラン予約代行・コンシェルジュサービスである。訪日観光客には「どの店に行けばよいかわからない」「予約の必要有無が不明」「予算感がわからない」「外国語対応の可否が不明」「現金が必要か不安」といった課題があり、店舗側も「訪日客の集客方法が不明」「外国語対応が困難」「予約キャンセルや支払い時のトラブルが懸念」といった課題を抱えている。これに対し「JPNEAZY」は専属のコンシェルジュが利用者に代わって高級レストランに予約を行うなどのサポートを提供し、事前決済システムにより支払いトラブルや現金準備の負担を軽減している。

■「Talon Japan」について

 「Talon Japan」は日本の情報を紹介するタイ語Webサイトであり、日本や日本旅行に高い関心を持つタイ人120万人以上(2025年8月時点)のコミュニティを有するFacebookグループの運営も行っている。日々多くのタイ人に向け、日本の観光スポットや旅行に役立つ情報を発信している。インバウンド・バズは「Talon Japan」のコミュニティを活用し、日系企業や自治体の魅力を広告等で発信し、インバウンドプロモーション支援を行っている。

 今回のFesbaseとの提携により、「Talon Japan」を利用するタイ人が「JPNEAZY」にスムーズにアクセスし、日本の高級飲食店の情報収集や予約を可能にする。飲食店側もより多くのタイ人の認知と集客を得ることができる。

 訪日観光客は2024年に年間3600万人を超え過去最高となった。2025年も1~6月累計で2100万人を超え、前年を上回るペースで推移している。日本の飲食店はこの状況を商機と捉える動きを強めている。インバウンド・バズは今回のFesbaseとの提携を通じて、飲食店の訪日客対応を支援するとともに、訪日タイ人観光客に多様な日本の飲食店を知ってもらう機会を創出し、日本旅行の価値向上に寄与していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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