LINEヤフー、BEENOSを完全子会社化、公開買付けから株式併合を経て完全子会社化を実現
- 2025/9/2 07:57
- IR企業情報

■データ活用基盤整備で越境EC事業の拡大を狙う
LINEヤフー<4689>(東証プライム)は9月1日、BEENOSの株式併合の効力が発生し、同社が完全子会社となったと発表した。LINEヤフーは3月21日にBEENOS株式を対象とする公開買付けを開始し、5月14日に決済を完了して連結子会社化していた。その後、BEENOSが臨時株主総会で普通株式280万株を1株に併合する議案を承認し、9月1日に効力が生じたことで完全子会社化が実現した。
今回の完全子会社化により、両社間でのデータ活用環境が整備され、越境EC事業「Buyee」を中心にシナジー効果が期待されている。LINEヤフーは、グループ内での連携強化によって越境ECの流通拡大や利用者利便性の向上を見込み、事業成長と企業価値の一層の向上につなげる方針を示した。BEENOSは越境EC事業やエンターテインメント事業を展開し、両社の強みを融合することで新たな市場機会の創出を図る。
なお、完全子会社化によるLINEヤフーの連結業績への影響は軽微とされている。BEENOSは2025年6月末時点で資本金31億7800万円を有し、東京都品川区に本社を構える。代表取締役は直井聖太氏で、今回の体制強化によりグループの持続的成長に寄与することが期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)