住友金属鉱山が年初来高値を更新、「金」国内小売り価格3日連続最高値、さすがに動き出したとの見方

■長期波動は3年間低落傾向のため金相場とは必ずしも連動しないが注目強まる

 住友金属鉱山<5713>(東証プライム)は9月3日、次第高となって午前10時過ぎに4%高の4307円(160円高)まで上げ、2日続けて年初来の高値を更新している。「金」の国内小売り価格が3日続けて最高値を更新と伝えられ、金鉱山を運営する同社株に連想買いが波及している。長期的に見た株価は2022年3月を高値に低落傾向のため金相場と連動していないが、ここ1か月ほどは、さすがに動き出してきたと注視する様子がある。「純金積み立て」の三菱マテリアル<5711>(東証プライム)も高い。

 「金」の国内小売り価格の指標とされる田中貴金属工業(東京都中央区)が発表した9月3日の「金」地金価格(7月1日から毎営業日9:30に加えて14:00にも公表)は、1グラム1万8691円(+480円:店頭小売価格:税込)だった。店頭買取価格(税込)は同1万8499円(+479円)だった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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