【株式市場】日経平均は371円安となり反落、長期金利上昇など受け後場手控え姿勢が強まる

◆日経平均は4万1938円89銭(371円60銭安)、TOPIXは3048.89ポイント(32.99ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は22億3610万株

 9月3日(水)後場の東京株式市場は、債券市場での長期金利上昇などを受けて半導体関連株の中に一段軟化する銘柄が増えたほか、金利上昇が好材料のはずの大手銀行株も一段軟化し、手控え姿勢が強まる様子となった。日経平均は一段軟化して14時過ぎに447円安(4万1863円)まで下値を探り、大引けにかけて一進一退のまま前日比反落となった。終値での4万2000円割れは8月8日以来。中で、日本紙<3863>(東証プライム)や富士急<9010>(東証プライム)がバリュー株物色に乗り一段ジリ高、ツルハHD<3391>(東証プライム)とウエルシアHD<3141>(東証プライム)は12月の経営統合への期待再燃し出直り拡大した。

 後場は、福田組<1899>(東証プライム)が一段と強含み、株式売り出しを通過して調達資金の使途などへの期待再燃。大盛工業<1844>(東証スタンダード)や川崎地質<4673>(東証スタンダード)も一段と上げ老朽化インフラ復興予算への期待など再燃。日本動物高度医療センター<6039>(東証グロース)は業績再上振れ期待など強いようで一段と上げ高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は22億3610万株(前引けは9億5177万株)、売買代金は5兆79億円(同2兆600億円)。プライム上場1619銘柄のうち、値上がり銘柄数は740(前引けは975)銘柄、値下がり銘柄数は832(同584)銘柄。

 東証33業種別指数は9業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位は、パルプ紙、ゴム製品、陸運、水産農林、非鉄金属、医薬品、小売り、繊維製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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