大王製紙、特別利益63億3400万円を計上へ、いわき子会社の事故保険金を収益化

■圧縮記帳方式を適用し財務処理を実施

 大王製紙<3880>(東証プライム)は9月9日、2026年3月期第2四半期連結会計期間において特別利益を計上する見込みであると発表した。内容は、連結子会社いわき大王製紙で2022年9月6日に発生したボイラ損壊事故に伴う保険金の受取が確定したことによるもので、受取額は63億3400万円となる。同社はこの保険金を特別利益として計上するとともに、直接減額方式による圧縮記帳を行う予定である。

 なお、この特別利益が2026年3月期の連結業績に与える影響については、他の要因も含めて精査中であり、今後必要に応じて速やかに公表するとしている。今回の計上は、同社の財務基盤に一定の影響を及ぼす可能性があるが、業績全体の見通しについては引き続き検討を進める方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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