ツバキ・ナカシマ、イタリア工場で高機能プラスチック生産拡大へ、医療機器需要拡大に対応

■リスパ工場で設備倍増、クリーンルームも3倍超に拡張

 ツバキ・ナカシマ<6464>(東証プライム)は9月10日、イタリア子会社リスパ(Rispa S.r.l)の射出成形工場における高機能プラスチック製品の生産能力を増強すると発表した。世界的に拡大する医療機器需要への対応と、現地医療機器事業の強化が狙いである。投資規模は2025年度から2026年度にかけて約70百万円を計画しており、設備台数は現行8台から17台へ増加、クリーンルームも100平米から360平米へ拡張する予定である。

 同社は今回の能力増強により、医療機器分野に求められる精密性と信頼性に対応する供給体制を強化する。大口注文にも対応できる効率的な生産体制を整え、リードタイム短縮と迅速な納品を実現することで、グローバル市場での競争力向上と現地メーカーへの安定的な部品供給を目指す。加えて、各業界で需要が拡大する高機能プラスチック製品において、世界の顧客に幅広くサービスを提供する体制を築く考えである。

 業績面では、2025年12月期の連結業績に与える影響は軽微と見込むが、将来的には収益拡大への寄与が期待される。同社は「精密加工の力で世界を動かす」というパーパスを掲げ、品質向上と技術革新を通じて顧客に信頼される製品を提供する姿勢を強調した。今回の拡張は高機能プラスチック事業における重要なマイルストーンと位置づけられ、同社の成長戦略の一環であるとした。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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