シンクロ・フード、ホライズン14を子会社化、不動産事業との連携強化

■出退店支援からM&Aまで シナジー創出で業界発展を目指す

 シンクロ・フード<3963>(東証プライム)は9月10日、ホライズン14の株式を取得し子会社化すると発表した。これにより、ホライズン14の完全子会社であるイデアルは孫会社となる。シンクロ・フードは飲食店向けメディア「飲食店ドットコム」を運営し、内装会社マッチングや求人、M&A支援など店舗経営全般をカバーするプラットフォームを展開しており、今回の子会社化は店舗ビジネス領域の強化と成長戦略の一環となる。

 イデアル社は商業用不動産に特化し、サブリースや賃貸管理、ビルメンテナンス、仲介まで幅広いプロパティマネジメントサービスを提供している。1都3県の駅近物件を中心に、飲食業を含む店舗事業者と物件オーナーの双方を顧客基盤とし、専任担当による支援で業績を伸ばしてきた。こうした事業領域の近接性から、シンクロ・フードが展開するグループ企業ウィットのM&A仲介事業や「飲食店ドットコム」とのシナジーが期待される。

 具体的な効果としては、顧客基盤を活用した物件取扱数やM&A案件数の拡大、AIやDXによる業務効率化、経営支援サービス導入の推進が挙げられる。シンクロ・フードは、出退店接点を起点とした総合的な経営支援プラットフォームを拡張し、店舗事業者の成長を支援するとともに物件オーナーの安定経営に貢献する考えだ。株式譲渡実行は2025年9月30日を予定している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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