ウェルディッシュ、IMGホールディングス完全子会社化へ基本合意、医療・介護分野強化へ
- 2025/9/11 08:11
- IR企業情報

■健康食品と医療コンサルの融合でシナジー創出
ウェルディッシュ<2901>(東証スタンダード)は9月10日、IMGホールディングスを完全子会社化するための全株式取得に向けて、基本合意書を締結したと発表した。IMGは医療・福祉分野における経営コンサルティングを手掛け、堅調に業績を拡大している企業であり、同社グループのウェルネス事業やメディカルコスメ事業とのシナジー創出を目的とする。株式譲渡契約は11月下旬に締結予定であり、2026年8月期から連結子会社となる見通しである。
ウェルディッシュは創業来のミネラル技術を基盤に健康食品・飲料・保存食を展開し、食品サービス事業の拡大やグランドルーフの子会社化で事業成長を加速している。さらに、メディカルコスメ事業ではプライベートブランド化粧品の開発・販売を手掛けるなど事業領域を広げている。一方、IMGは医療施設や福祉施設向けに経営・事業再編コンサルティングを提供しており、両社の強みを統合することで医療・介護分野のサービス拡充が期待される。
背景には、世界の健康食品市場が2030年までに約148兆円へ拡大すると見込まれる成長トレンドや、日本国内で高齢化に伴う医療・介護関連サービス需要の急増がある。ウェルディッシュは自社の食品開発・ブランド力とIMGのコンサルティング機能を融合させることで、健康食品・介護サービス市場での競争力を高める方針である。本件による当期業績への影響はなく、今後判明次第開示するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)