巴工業が上場来の高値に進む、第3四半期の営業利益24%増加など受け好調さを再確認

■『機械製造販売事業』、『化学工業製品販売事業』とも好調

 巴工業<6309>(東証プライム)は9月16日、上目を追う相場となり、取引開始後は1772円(51円高)まで上げて株式分割を考慮した上場来の高値に進んでいる。前取引日・9月12日の夕方に発表した第3四半期連結決算(24年11月~25年7月・累計)が売上高が前年同期比16.6%増加、営業利益24.2%増加などと大幅に伸び、注目が再燃している。

 第3四半期累計の連結営業利益は24.2%増の48億06百万円だった。主軸の『機械製造販売事業』、『化学工業製品販売事業』とも好調で、機械製造販売事業は、好調な受注に支えられ、国内官需および民需向けが好調だったことに加えて、海外向け装置・工事および部品・修理の販売が伸長した。10月通期の連結業績予想は全体に前回予想を据え置き、営業利益は53億円(前期比12.7%増)。第3四半期まででこの9割を達成したため、好調さが再確認される形になった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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