エスエス製薬の申請によるED治療薬、市販薬化が国内初承認見通し

■ED治療薬、薬剤師指導の下で処方箋不要に

 厚生労働省の専門部会は9月18日、勃起不全(ED)治療薬「シアリス」(一般名タダラフィル)を、医師の処方箋なしで薬局で購入できる市販薬とすることを了承した。これにより、ED治療薬の市販化は国内初となる。今後は厚生労働大臣の承認を経て販売が開始される見通しで、製造販売を申請していたのはエスエス製薬である。

■2026年以降はオンライン販売も解禁へ

 同薬は薬剤師による対面販売が必要な「要指導医薬品」に指定される。購入時には18歳以上であることを証明する身分証の提示に加え、ED症状の有無、内服薬や禁忌疾患の有無などについて薬剤師が確認する。現状ではオンラインでの購入はできないが、2026年5月以降は改正医薬品医療機器法に基づき、薬剤師の説明を受けることを条件にインターネット購入が可能となる。有効成分10ミリグラム錠が対象で、性行為時の勃起やその維持が困難な男性を適応とする。他の薬との併用禁忌があり、心血管障害などを持つ人は使用できない。

 EDは不妊や家族関係の悪化要因となるが、受診をためらう人も多いとされる。これまでED治療薬は医師の処方が不可欠であったが、市販化により治療へのアクセス向上が期待される。同薬は中枢神経に作用せず、催淫剤や性欲増進剤ではない点も強調されている。海外では英国など一部の国で市販薬として承認されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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