KDDI・さくらインターネット・ハイレゾ、「日本GPUアライアンス」設立、生成AI基盤を国内で強化

■国内事業者間でGPUの有効活用を推進、生成AI需要の急拡大に対応

 KDDI<9433>(東証プライム)、さくらインターネット<3778>(東証プライム)、ハイレゾ(非上場)は10月21日、国内AI産業の発展と競争力強化を目的に「日本GPUアライアンス」を設立した。生成AI開発などで急増するGPU需要に対応し、3社が保有する計算リソースを相互に再販する仕組みを構築することで、国内の安定供給体制を整える。KDDIの「NVIDIA GB200 NVL72」、さくらインターネットの「高火力」、ハイレゾの「GPUSOROBAN」などを相互活用し、柔軟な供給と利用効率の最大化を図る。

 同アライアンスは、2025年4月に締結した「GPU需要への対応に向けた基本合意書」を踏まえたもので、経済産業省から「特定重要物資クラウドプログラムの供給確保計画」として認定された3社の連携を一段と深化させる。高性能GPUリソースの安定供給、用途に応じた最適環境の提供、国産クラウドによるセキュアな運用を柱とし、企業・団体の参加条件を公開することで、オープンかつ協調的なエコシステムの形成を目指す。データの国内保持を重視する顧客にも対応し、生成AI研究・開発の基盤拡充に寄与する狙いがある。

 3社は今後、需要予測や最新技術情報を定期的に共有し、柔軟で強固な供給体制を構築する。すでに一般社団法人AIロボット協会への「高火力 PHY」提供や、AIdeaLabへの「GPUSOROBAN」提案など、具体的な再販事例も進行中である。こうした事例を通じ、ロボット分野や動画生成AIなどの先端研究を支援し、国内における生成AI基盤モデルの開発力と産業競争力の強化に貢献していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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